植込み型心臓不整脈デバイス遠隔モニタリングとは
今日の植込み型心臓不整脈デバイス(ペースメーカーや植込型除細動器など)には、不整脈イベントや生理学的パラメータ等の情報、さらにリード抵抗、バッテリー残量等のデバイス機能等の情報をデバイスメーカーの安全なサーバーへ転送する機能が備えられています。医療従事者はサーバーへアクセスし、対面診療で得られる情報と同等の情報を閲覧することができます。
遠隔モニタリング導入による効果
- 通常の心臓ペースメーカー指導管理料に加え遠隔モニタリング加算が算定でき増収となる
- 外来間隔を延長できることで患者様の通院に係る身体的・金銭的負担軽減となる
- 新型コロナウイルス感染症への感染機会となる外出を減少できる
- リードやバッテリーをはじめとするデバイスの不具合の早期発見・早期介入が可能となる1),2),3)
- 不整脈の検出および治療内容の確認などが、従来の対面診療に比べ早期に可能となる1),2),3)
- 心房性不整脈、脳卒中、不適切作動による入院を減少できる2),4)
1)Varma N, et. al. Efficacy and Safety of Automatic Remote Monitoring for Implantable Cardioverter-Defibrillator Follow-Up: TRUST Trial. Circulation. 2010;122:325-332
2)Mabo P, et. al. A Randomized Trial ofLong-Term Remote Monitoring of Pacemaker Recipients (The COMPAS Trial). European Heart Journal 2011; doi: 10.1093/eurheartj/ehr419
3)Watanabe E, et. Al. Reliability of Implantable Cardioverter Defibrillator Home Monitoring in Forecasting the Need for RegularOffice Visits, and Patient Perspective. Circulation Journal 2013 Vol77 No.11
4)LaurenceGue´don-Moreau“A randomized study of remote follow-up of implantable cardioverter defibrillators:safety and efficacy report of the ECOST trial” European Heart Journal:10.1093
遠隔モニタリング導入に係る問題点と当法人への外注委託によるメリット
導入に係る問題点
- 新たな業務が増えるため増員が必要となり人件費がかかる
- 伝送されたデータの解釈を行うには高い専門性が必要となるため人材育成に時間が必要、そのためすぐには増収とはならない
- 人材育成のための教育担当者の確保が困難
当法人への外注委託によるメリット
- スタッフ増員や教育が不要なため初年度から大幅な増収となる
- 院内スタッフは外注委託できない臨床業務に注力でき、タスクシフトが可能となる
- 増員するスタッフ人件費よりも支出を抑えることができる
当法人による遠隔モニタリング業務サポートの受託内容
サポート対象デバイスメーカとデバイス種別
国内で心臓植込み不整脈デバイスを販売しているすべてのメーカ
①ペースメーカ(PM)
②両室ペースメーカ(CRTP)
③植込型除細動器(ICD)
④皮下植込型除細動器(S-ICD)
⑤両室ペーシング機能付き植込型除細動器(CRTD)
サポート内容
月1回の定期送信、アラート送信データの閲覧・報告
(チェック項目)電池電圧、電池予測寿命、リード抵抗値、心内電位波高値、ペーシング閾値(自動測定されている場合)、ペーシング率、不整脈イベント、アラート内容 など

品質管理
IBHRE検定試験合格者、植込み型心臓不整脈デバイス認定士、不整脈治療専門臨床工学技士などの遠隔モニタリング業務に精通したメディカルプロフェッショナルによるデータ閲覧・報告



新型コロナウイルス感染拡大によりご訪問が難しい状況ですので、Webでの導入説明会の準備も整えております。
詳細なご説明や資料はお問い合わせページからお気軽にお問い合わせください。
